2011/01/01

初春に思う。『衣川幻想・完全版』への道。

皆さん

あけましておめでとうございます!

旧年中は大変お世話になりまして誠にありがとうございました。

本年も桜月流美剱道門下一同で剱舞に精進いたしつつ、皆様の御多幸をお祈り申し上げております。

本年も何卒宜しくお願い致します。

新年早々、まったく手前味噌ではありますが…宗家・神谷美保子の創流によります桜月流の美剱舞という技芸にはとても良いものが込められていると、最近また思いを新たに致しました。

僕も創流時から参加致しまして、昨年は15周年という節目を迎えました。

きっと人間の作る団体ではどこもそういったものなのでしょうが、当流の歴史と言うにはまだまだ浅い時の中にも様々な起伏があり、決して平坦な、順風満帆な日々の連続ではなかったことを今、2011年の年始に際し、改めて思い起こします。

こう書くと、今現在は困難や荒波を乗り越えて、穏やかな大海を前途洋洋と進んでいるかの如く自分でも勘違いしてしまいそうになりますが…今の僕には全くそんな余裕も自信も持つ根拠がないことを改めて思い知り、とたんに気持ちが落ち込んで参ります…。

今年予定されている桜月流公演、まずは1月の日本大学芸術学部内大ホールでの公演、そして4月のグローブ座での公演をどんな形で何らかの『成功』に向かわせることが出来るのか、茫漠とした不安に包まれます…

茫漠としているのが一番良くないです…

…実家に帰省しているので、とりあえず何もせずに餅でも食べて一人でじっと考えます…


皆さん、良いお正月をお過ごしください。

そして、お年玉をもらった人も、あげた人も…4月まで貯金して桜月流のグローブ座公演にどうぞお越しくださいませ。

今は茫漠と霧のかかっている思いも、稽古場に行けば出演者の皆の力で吹き飛ばしてもらえると思います。そして、きっと素晴らしい作品へと結実しますのでどうぞ期待していてください。

昨年9月のアサヒ・アートスクエアでは大変好評を博した『衣川幻想』がグローブ座では大きく進化して完全版へと成長します。…はずです。きっと、します。

数少ない男性陣も頑張りますが、やはり、宗家・神谷美保子を中心とした女系カンパニーの桜月流ですので、戸田朱美、松井佳子、吉田理恵(女系?)、一宮由紀子、丸山亜紀子、相澤美千子、石川奈緒美、宮戸里菜、森岡泉・渚(なんと双子)、伊藤彩、河野花恵(客演)…まだまだ書き切れませんが…粒ぞろいの桜月流の女性パワーにご期待くださいませ。

それでは皆さま、どうぞ楽しいお正月をお過ごしくださいませ。

作・演出 松木史雄

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